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Indeedで派遣や業務委託の求人は掲載されない? 注意点や打開策を考察

Indeed掲載時の注意点(派遣・業務委託編)

世界最大級の求人検索エンジンサービス「Indeed」。国内でも多くの企業がIndeedを活用して求人を掲載し、求職者の応募獲得を図っています。

しかし、派遣や業務委託の求人募集に関しては、Indeedでの掲載が難しいという声も少なくありません。「何度修正しても非掲載にされてしまい、その理由もわからない」とお悩みの方も多いでしょう。

本記事では、Indeedで派遣や業務委託の求人を掲載する方法、求人掲載時の注意点を詳しく解説します。求人案件が掲載されないとお困りのご担当者様はぜひ参考にしてください。

Indeedで派遣や業務委託は掲載できる?

Indeedでの求人掲載は、多くの企業にとって重要な人材獲得の手段です。しかし、Indeedでは派遣や業務委託募集が非掲載になるケースが多いことから、「Indeedでは派遣や業務委託を掲載できない」と言われることが少なくありません。

結論から言うと、Indeedでは派遣や業務委託の求人を掲載することは可能です。実際にIndeedの求人作成画面には、雇用形態を選択する項目があり、派遣や業務委託も選ぶことができます。

参照元:Indeed

しかし、Indeedは派遣や業務委託の求人掲載に対して慎重な姿勢を取っています。この背景には、求職者の利便性があります。Indeedで求人を検索した際に、派遣や業務委託の求人案件が多く表示されると、求職者は自分に適した仕事を見つけにくくなる可能性があります。

これは求職者にとっては不便であり、Indeedの利用体験を損なう要因となり得ます。Indeedは、求職者のユーザー体験を重視しており、求職者が最適な仕事を探せる求人検索エンジンであり続けるために、掲載基準とポリシー※1 を設けています。したがって、その基準に準拠していない求人は、非掲載となることがあります。

このように、Indeedでは派遣や業務委託の求人掲載が可能であるものの、掲載基準やポリシーに注意を払わなければなりません。

Indeedで派遣や業務委託を掲載する方法

Indeedで派遣や業務委託の求人を掲載するには、求人票作成画面にアクセスし、雇用形態の選択肢から「派遣」または「業務委託」を選択します。

しかし、単に雇用形態を選択するだけでは不十分です。Indeedの掲載基準に準拠していることが必須です。これには、求人内容の明確性、透明性、そして求職者にとっての有用性が含まれます。具体的には、勤務地、仕事内容、資格要件、給与条件などを詳細に記載し、求職者が求人情報を正確に理解できるようにする必要があります。

また、Indeedでは無料掲載と有料掲載の選択肢があります。無料掲載は一定の制限があり、特に派遣や業務委託の求人では否認されることが少なくありません。そのため、確実に掲載させるには有料掲載を検討することも念頭に置く必要があります。

Indeedでは掲載基準とポリシーを定めているため、掲載されない場合は掲載基準を満たしていないと考えて間違いないでしょう。※2

派遣案件をIndeedに掲載する際のポイント

派遣案件をIndeedに掲載する際は、いくつかのポイントがあります。これらのポイントを押さえることで、求人の掲載確率を高めることができます。ここでは、具体的なポイントを6つ解説しますので、ぜひ参考にしてください。

勤務地や仕事内容を詳細に記載する

派遣の求人を掲載する際は、勤務地や仕事内容をできるだけ詳細に記載しましょう。特に派遣案件はクライアントとの兼ね合いにより、勤務地や仕事内容が曖昧に記載されるケースが少なくありません。

しかし、Indeedでは求職者にとって不利益にならないように情報の正確性・信ぴょう性を重視しています。したがって情報が乏しい求人案件は非掲載になる可能性が高まるため注意しましょう。また、詳細な情報を提供することで、求人の透明性を高め、結果として応募率の向上が期待できます。※3

職種名に余計な文言を記載しない

Indeedの職種名は、検索結果の最も目立つ位置に表示されるため、なるべく目立たせたいと考える方も多いでしょう。しかし、職種名には余計な文言を加えずに、シンプルかつ明確にすることが望ましいです。

Indeedでは、質の低い職種名や職種に関係のない文言や記号の記載を禁止しています。特に無料掲載の場合は、職種名がより制限されています。

例えば、クライアントの商品名の記載もNGです。アパレル販売の派遣スタッフ募集であれば、ブランド名を入れた場合無料掲載はできません。

 〇〇(ブランド名)の販売スタッフ
アパレル販売スタッフ

もし、キーワードを増やしたい場合は、職種名ではなく求人本文内に記載しましょう。

よい職種名の例

  • フロント受付
  • ソーシャルメディアマネジャー
  • 医療機器設計技術者
  • HR ビジネスパートナー

質の低い職種名の例

  • 倉庫作業員 (急募!)
  • 整備士、時給 1200円、有給休暇あり
  • カスタマーサービスエージェント – 即日採用、今すぐご応募ください
質の低い職種名(Indeed掲載基準とポリシー)

派遣会社の場合は、派遣番号を記載する

派遣会社がIndeedに求人を掲載する場合は、求人原稿のどこかに派遣番号を記載しなければなりません。Indeedで派遣募集を掲載する際は、それが派遣許可を得ている企業の派遣案件であることを明確にする必要があるためです。

採用企業の代理で採用活動を行う第三者は、採用企業との関係が求職者に誤って伝わることがないように、自らの身元を明確にする必要があります。

人材紹介・派遣企業(Indeed掲載基準とポリシー)

複数のATSで同一案件を掲載している場合は非掲載になる

近年、求人検索エンジンの活用が普及していることから、Indeedを含めさまざまな求人検索エンジンへの同時転載に対応しているATS(採用管理システム)が注目を集めています。中には、求人掲載や応募者管理を無料から利用できるものもあり、企業によってはこうしたATSを複数利用しているケースが見られます。

しかし、ここで注意しなければならないのは、複数のATSを利用したとしても、その全てがIndeedに掲載されることはありません。むしろ、同一案件を複数のATS経由で掲載していると判断された場合、非掲載にされる可能性があります。

また、複数のATSを利用すると管理が煩雑になり、応募者対応に漏れや遅れが生じるリスクもあります。したがって、複数のATSを利用している場合は、効率を考慮するといずれか1つに絞った方が良いでしょう。

どうしても掲載したい場合はIndeedで有料掲載をする

Indeedの無料掲載では掲載が難しい場合、有料掲載を検討しましょう。有料掲載は、先述した職種名の制限もやや緩和されます。

また、無料で掲載できたところで、派遣案件は掲載順位が低くなる傾向にあるため、採用はもちろん応募獲得は望めません。有料掲載にすることで、求人の露出度が増加し、より多くの求職者に情報を届けることが可能となります。

審査基準の改定により今後非掲載になる可能性もある

Indeedでは、求職者にとって不利益な求人情報を与えないために、求職者の誤解を招くあるいは、求職者にとって不利益な求人を排除しています。特にIndeedを活用する企業が増えていることから、Indeedの掲載基準は年々厳しくなっています。

とりわけ派遣や業務委託の求人は、勤務地や仕事内容が曖昧に掲載されるケースが多いため、Indeedの審査対象になりやすいことは否めません。

また、Indeedの審査基準は常に更新されています。そのため、現在掲載可能であっても、将来的には非掲載となる可能性があることを念頭に置く必要があります。2023年最新情報は以下の記事をご覧ください。

Indeedに掲載されない原因と対策2023【2023最新】Indeedに求人が掲載されない原因と対策を解説

業務委託募集をIndeedに掲載する際のポイント

業務委託の求人をIndeedに掲載する際にもいくつかのポイントがあります。ここでは、主なポイントを3つ解説します。

業務委託で完全歩合制の場合は無料掲載が不可

完全歩合制(フルコミッション)の業務委託求人は、Indeedの無料掲載では掲載できないため有料掲載が必須です。一方、業務委託であっても、日給制や月給制などフルコミッション以外であれば無料掲載が可能です。

ポリシー:  完全歩合制、完全成功報酬型の求人は業務委託、請負のポジションを募集する場合に限り掲載が可能です。また、それらのコミッション制の求人については、スポンサー求人としてIndeedに掲載する必要があります。

完全歩合制の求人(Indeed掲載基準とポリシー)

ただし、実際の報酬体系と異なる情報を掲載することは避けましょう。例えば、実際は完全歩合制であるにもかかわらず、Indeed上で時給制と偽って掲載することは、法令違反ですので社会的信頼も失われます。※4

勤務地は拠点がある場所を設定する

Indeedの勤務地は、実際に支店や拠点が存在する場所を設定する必要があります。例えば、本社が東京都江東区にある運送会社が、配送エリアとして新宿や渋谷を持っている場合でも、新宿や渋谷を勤務地として設定することは適切ではありません。この場合は、配送エリアにかかわらず、勤務地は江東区になります。

勤務地は、実際に業務が行われる、または従業員が集まる物理的な場所である必要があります。また、リモートワークの場合はIndeedの掲載自体は可能ですが、非掲載になりやすいため注意しましょう。※5

Indeed直接掲載不可でもATS経由で掲載できることがある

Indeedの直接掲載が難しい場合は、ATSを経由することで掲載される可能性があります。ATSを利用して求人を掲載する場合、そのATSを運営する事業者の利用規約に基づく法人審査が行われるため、Indeedに掲載されやすくなることがあります。

また、ATS運営企業側で求人作成サポートを提供していることも多いため、サポートを受けることで掲載基準を満たした求人掲載が可能です。それがATS経由によってIndeedに掲載される要因の一つといえます。

実際に当社では、Indeedの企業審査でNGになった業務委託募集の企業が弊社が提供するATS「アットカンパニー」経由でIndeed掲載を行い、応募者獲得をしたという事例もあります。※6

複数職種・雇用形態の求人掲載ならATS活用がおすすめ

業務委託募集をはじめ、複数の職種や雇用形態の求人を掲載する場合は、ATSの活用が非常に有効です。ここではATS活用のメリットを3つ解説します。

Indeed直接掲載に比べて求人掲載・応募者管理がしやすい

ATSを利用する最大のメリットは、求人掲載と応募者管理のプロセスが大幅に簡素化されることです。ATSは、求人の作成・掲載、応募者対応、選考プロセス管理など、採用活動に関わる多くの業務を一元管理できます。

Indeedも高機能ですが、やや操作画面に癖があり、「何をどのように操作したら良いかわからない」と悩む企業も少なくありません。またIndeedは電話サポートを行っていないため、基本的にメールでのやり取りとなります。

とりわけ多くの中小企業にとって採用活動はスピードが優先されるため、扱いやすさは重要です。ATSを活用することで、人事部門や採用担当者の作業負担が軽減され、より効率的な採用活動が実現します。

Indeed以外の求人検索エンジンにも掲載される

ATSを活用することでIndeedだけでなく、他の求人検索エンジンにも求人を掲載できます。Indeedは求人検索エンジンの一つであり、世の中には他にも多くの求人検索エンジンが存在します。例えば、「求人ボックス」「スタンバイ」がありますが、連携対応しているATSを使えばそれらにも一括で掲載できます。

多様な求人検索エンジンへ掲載されることで、自社の求人露出が高まり、結果として応募者の増加や採用率の向上が期待できるでしょう。Indeedと各求人検索エンジンの違いを知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

求人検索エンジンとは?Indeed,求人ボックス,スタンバイの違いと活用方法求人検索エンジンとは?Indeed、求人ボックス、スタンバイの違いと活用方法

求人作成のサポートをしてくれる

ATSによっては、作成した求人原稿の不備チェック機能や、求人原稿作成をサポートしてくれるサービスを持っています。これらを活用することで、Indeedの掲載基準に適合しているかどうかを事前に確認し、必要に応じて修正することが可能です。

まとめ:Indeedで派遣や業務委託募集をする際は、掲載基準に沿って慎重に作成しよう

本記事では、Indeedでの派遣や業務委託の求人掲載に関する重要なポイントを解説しました。Indeedは、多くの求職者に利用される求人検索エンジンであるが故に、独自の掲載基準が設定されており、その基準は日々更新されています。

したがって、Indeedに派遣や業務委託募集を掲載する場合は、Indeedの掲載基準を理解し、正しいルールに準拠して求人を掲載する必要があります。

一方、自社にリソースが不足している場合、複雑なIndeedの掲載基準を正しく理解することは容易ではありません。そうした場合はATSを活用することで、Indeedへの掲載や採用活動の効率化を図ることが可能です。


<記事監修:高橋 洋介>

リクルートと広告代理店にて求人広告営業に従事。主に中小企業を中心としたアルバイト・中途社員の採用支援を行う。在職中にGCDFキャリアカウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント資格も取得。独立後はフリーランスとして企業の採用実務支援から、Webマーケティング支援など幅広く活動している。