無料で求人を掲載できることで有名なIndeedですが、有料で掲載する利用方法もあることをご存じでしょうか?料金や仕組みは広く知られてはいませんが、採用活動をより有利に進められるのがIndeedの有料掲載です。必要な人材を必要なタイミングで採用する手段として、掲載方法とその仕組みをしっかりと把握しておきましょう。
今回は、Indeed有料掲載の料金と仕組み、利用のメリット・デメリット、掲載方法を丁寧に解説します。
Indeed有料掲載の料金と仕組み
まず初めに、Indeed有料掲載の料金を含めた基本情報を確認しておきます。
Indeed有料掲載とは?
画像参考(Indeed公式HP)
Indeed有料掲載とは、スポンサー枠へ掲載することができるIndeedの掲載オプションのことです。スポンサー枠は、通常の無料掲載枠よりも検索結果に表示されやすくなるため、より多くの求職者に情報を届けられる特徴があります。
Indeedで新規掲載される求人の数は、月間520万件と非常に多いことから、職種や勤務地など求人の内容によっては競争が激しく、無料掲載では応募を集められないケースがあります。そんな状況のなかで少しでも閲覧されやすい上位の表示位置へ掲載できるのが、Indeedの有料掲載です。企業の人事担当としては、上手く活用していきたい募集手段のひとつだと言えます。
有料掲載の料金と課金の仕組み
Indeed有料掲載の料金は、自社の求人がクリックされる毎に課金される「クリック課金」の方式が採用されています。クリック課金の金額はAIによる自動調整となっており、職種ごとに変わりますが1クリックあたり50円から500円前後が一般的な相場です。
また、有料掲載を利用する場合は、期間ごとの上限金額を設定することができます。例えば2週間で10万円と設定した場合は、その中からクリックされた費用分のみを支払うのが基本的な仕組みです。初めて利用する場合はまずは少額から利用し、状況に合わせて費用を上乗せする方法が良策でしょう。
Indeed有料掲載のメリット
Indeed有料掲載には、いくつかの利点があります。そのなかでも代表的なメリットを整理します。
求職者に求人情報が届きやすい
Indeed有料掲載の最大のメリットは、多くの求職者に求人情報を届けられるという点です。無料で掲載された求人よりも表示されやすくなりますので、求職者に閲覧される数自体を増やすことができます。さらにしっかりと読んでもらえることで募集内容の理解が深まり、応募に繋がる確率をあげることができるのです。
Indeedは月間2,700万人以上が訪問する、国内最大の求人検索サイトです。そのため、目立つ位置に掲載できる有料掲載の利用は、職種や勤務地によっては非常に大きな効果を生みます。幅広い求職者に見てもらえることで応募が集まりやすくなり、採用活動をより有利に進めることができるでしょう。
無駄な費用が掛かりにくい
先述した通りですが、期間ごとの上限費用を設定できるため、無駄な費用が掛りにくい仕組みとなっていて、管理も非常に簡単です。なるだけ早く採用したい場合は、短期間で高額に設定したり、長期運用を見据えた費用設定にすることもできます。採用計画や予算にあわせた利用ができる点も、Indeed有料掲載ならではのメリットです。
管理ページで分析データが確認できる
Indeed有料掲載を利用すると、管理ページから分析データを確認することができます。求人の表示回数・ページの閲覧数・応募数のほか、クリック率などの確認も可能です。予算の管理なども管理ページでできますので、簡単に効果を検証でき、費用対効果の算出をすることもできます。職種や時期、募集条件など細かいデータから分析が可能ですので、運用ノウハウを自社に蓄積することにも役立てることができるでしょう。
複数案件を同時に掲載できる
Indeed有料掲載の場合も無料掲載と同じく、複数案件の同時掲載が可能です。例えば、事務、営業、管理職の3職種をそれぞれ掲載し、案件ごとに有料掲載と無料掲載を使いわけることもできます。採用の難しい職種や競合の多い職種は有料に、採用しやすい職種は無料掲載にするなど、案件ごとに使い分けできる点もメリットだと言えそうです。
Indeed有料掲載のデメリット
では、Indeed有料掲載の代表的なデメリットも確認しておきましょう。
費用のみ掛かる場合もある
Indeed有料掲載の料金はクリック課金であるため、応募が1件もない場合でも金額を消費することがあります。。期間ごとに上限の費用が設定できるとは言え、ただなんとなく有料掲載しているだけでは応募に繋がらない場合も多いものです。
そのため、掲載中は応募が無くてもできるだけ毎日(少なくとも3日に1回程度は)状況を確認をする必要があります。求人の表示回数や閲覧数などから問題点を読み解き、都度改善を行いながら募集を進めることが大切です。なんとなく費用をかけて何もせずに浪費してしまわないように注意しましょう。
しばらく掲載しても応募が集まらない
Indeedは、有料掲載、無料掲載いずれの場合も、掲載開始と終了はご自身で行う必要があります。ある程度の期間掲載してもまったく応募が来なければ、不人気の求人であると判断せざるを得ません。しばらく掲載し応募が集まらない場合は、一旦掲載を取り下げることも非常に大切です。
取り下げた求人は内容を一新するなどして、新しい募集のようにみせる工夫をすることも良い方法です。できるだけ求職者側の目線も想像しながら、求人を介してその企業が魅力的に映るように表現を見直すことで効果を改善することができるでしょう。
上手くいかない時の対策が難しい
Indeed有料掲載で上手く応募が集められず、改善・対策が難しいことがあります。一般の有料求人媒体であれば、営業担当者からの提案をもとに解決することが可能ですが、Indeedの場合は自社での課題抽出・改善・対策が必要です。求人の表示回数や閲覧数、応募数などを分析し改善点を見出す作業には、ある程度の経験やノウハウが求められます。そのため、上手く応募が集まらない場合や費用を無駄に浪費してしまうことも想定しながら運用をすることが大切です。
リスクを避けるためにIndeed認定パートナーを活用
応募が集まりにくい求人の反響を上げるための対策や、適正な費用で求人の効果を高めるためには、Indeed広告運用の豊富な知識と経験をもった「Indeed認定パートナー」にIndeed有料掲載を任せるのもおすすめです。後述する採用管理システム「アットカンパニークラウド」を運営する株式会社大新社はIndeedよりパートナーとして認定されており、豊富な実績をもとに分析を行い求人の改善や費用の見直しといった運用サポートを行っています。運用にお悩みの場合はぜひ活用をご検討ください。
Indeed有料掲載の利用方法
最後に、Indeed有料掲載を利用するための、具体的な方法を整理していきます。
Indeedへ直接登録して掲載する
Indeed有料掲載を利用する場合は、まずはIndeedへ直接登録します。すでにIndeedのアカウントのお持ちの方は既存のアカウントを活用できますが、お持ちでない場合はまずは新規でアカウントを作成ください。アカウントはIndeed公式ページの「求人掲載(※無料)」と記載のあるところで登録が可能です。そして、ページ内にある「求人票を作成」のボタンをクリックし、求人原稿を作成するところまでが第一ステップです。
その後、管理画面にて利用する費用の上限を設定しましょう。先述した通りですが、例えば2週間で5万円の予算設定をすれば、求人がクリックされ表示された累計の金額が5万円に到達するまで有料掲載されます。また採用に至ったらすぐに掲載を停止するなど、自社の採用状況に合わせた掲載管理をすることが大切です。
自社の採用ページからの転載
自社の採用ページをお持ちの場合はIndeed内で募集原稿を作成する必要はなく、採用ページの求人情報を転載することもできます。転載に関してはIndeedの規定に沿った記載方法や募集内容であることと、転載のためのクローリング申請および採用ページのシステム設定が必要になり、自社に専門知識をもった人材が在籍していることが必須です。クローリング申請については、下記リンクをご参考ください。
問題なく転載ができた場合は、直接投稿の場合と同じくIndeedのアカウント登録を行い有料設定を進めて利用します。求人内容の編集等は自社の採用ページで可能ですが、修正の際は転載が継続されているか都度確認することが大切です。転載基準から外れるとIndeedに掲載されなくなってしまいますので、自社サイト活用の場合は注意しておきましょう。
採用管理システムを活用して掲載する
Indeed有料掲載を自社で進めるのが不安な場合や、より効果的な募集を行いたい場合は採用管理システムの活用がおすすめです。
株式会社大新社が運営する採用管理システム「アットカンパニークラウド」は専門的な知識がなくても採用ページを構築できる採用支援ツールで、求人ページの作成や配信も行えます。求人をIndeedへ自動連携する機能も標準で備わっているため、Indeedへのアカウント登録など面倒な手続きや設定が不要です。
Indeed有料掲載にあたっては、Indeed認定パートナーである株式会社大新社の専門のスタッフが豊富なノウハウと掲載データの分析により予算に応じた適切な運用サポートを行います。
またIndeedだけでなく、求人ボックス、Googleしごと検索、キャリアジェット、スタンバイなどその他の求人検索エンジンへの掲載にも対応しているため、より効果的な募集を行うことが可能です。
そのほか、求人募集〜採用までを簡単に一括管理できることもサービスの大きな特徴となっています。無料で登録してスグにはじめられるので、ぜひお試しください。
まとめ
本記事では、Indeed有料掲載の料金と仕組み、利用のメリット・デメリットや掲載方法までを丁寧に解説致しました。ご紹介した仕組みや掲載方法をなどを参考に、採用戦略に合わせたご利用にお役立てください。
また、記事内でご紹介した「アットカンパニークラウド」は、年間1200社以上が導入し無料ではじめられる採用管理システムです。自社の人材採用の効率化を図りたい場合は、ぜひ活用をご検討ください。
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